代表ごあいさつ
平成23年当時、私には小学校に入学した娘がおりました。仕事を持つ私は「児童クラブ」利用の申し込みをしたのですが、残念ながら定員オーバーとの事で娘を預ける事が出来ませんでした。

いわゆる「待機児童問題」の壁にぶつかったわけですが、実際に自分が経験するまでまったく他人ごとのように生活してきた自分を恥じた瞬間でもありました。

また、同じように残念な思いをした友人との話の中で、「障がいを持った児童」の母親の苦労話を聞く機会がございました。健常の児童なら「児童クラブ」はいずれ空きが出て利用の順番がやってきます。しかし、当時の宮崎市には、障がいを持った児童が放課後に安心して過ごせる場所が少なく、母親の負担は計り知れないものがありました。

同じ母親として、障がいを持って生まれてきた児童の生活支援をしてあげたい。また、私よりも数倍悩み、苦しんでいる母親の支えになってあげたいと思い、社会起業家として独立し、児童デイサービス(現放課後等デイサービス)を設立する事を決意致しました。

ご家族と一緒に考え、悩みながらも子ども達の成長を願う。家庭でも学校でも施設でも、笑顔の絶えない子どもに成長して欲しい。昨日より今日、今日より明日の笑顔が素敵になってほしい。そんな思いをスマイルシード(笑顔の種)と言う名に託しました。

スタッフ一同、こころを込めて、お子さまの成長をサポートさせていただきます。
ぜひ一度、スマイルシードへご見学にお越しください。
 
スマイルシード 代表 猪﨑 美紀
猪崎美紀
スマイルシードとは?

〜スマイルシードの3つのこだわり〜

  • 外出療育

    「社会性」と言うのは、たくさんの人との関わりを増やす事で身に付くものです。私たちは、施設内での療育に留まらず、積極的に外出する事を目標にしております。私たちにとって「公園」は特別の場所です。小さいお子さんと親御さん、同世代のともだち、おじいちゃん、おばあちゃん・・。そこにはたくさんの出会いがあり、関わりがあります。体験する事でしか身に付かない「社会性」。生きて行く上で一番大切な「社会性」を小さい出会いを繰り返す事で醸成できれば幸いです。

  • 農業体験

    私たちは「農業体験」と通じ、食育、保健体育、道徳教育を実践しております。農園では草抜き、耕作、うね作り、種や苗の買い出し、水やり、成長観察、最後に一緒に食します。余った野菜等は自宅に持ち帰り、「僕が作った野菜だよ」と自慢大会・・。療育・訓練の宝庫ともいえる「農業体験」を全ての利用児童に何かしらの形で経験していただき、食への興味、日々の食事への感謝の気持ちを醸成し、健康で心身ともに元気な身体つくりを目指します。

  • ともにはぐくむ

    障がいを持った児童の成長を見守るのは家族だけの問題ではありません。地域全体で考えて行く必要があります。ご家族を筆頭に、我々スタッフ、学校関係者、役所関係者、病院の先生、近隣住民・・。みんなで支え合う社会の実現に向け「共感と協働」の精神を大事にしております。